マンデーレーシング

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18R アーモンドアイ 有馬記念 敗因 考察

こんにちは!

マンデーレーシングです!

 

 今回はアーモンドアイの有馬記念での敗戦について私なりに考察したいと思います。

 何故今回考察しようと思ったかと言うと、ドバイミーティングの中止により、アーモンドアイの出資者は香港に続き遠征費払い損だな〜と思いながら、有馬記念の惨敗を思い出したので書こうと思いました。

 ということで、アーモンドアイ惨敗の理由を3つの角度から考察したいと思います!

 

有馬記念の適正と繁殖価値

 競馬をしてる友達で中々ハッピーな思考の持ち主がいます、強い馬はいつでも強いという思考です、彼はアーモンドアイは有馬記念に負けたから最強馬候補から外れた!と声高に主張しました。

 彼の中での最強馬というのは、完全無欠でどのような条件でも勝つ馬のことなのでしょう、しかし日本の生産者の多くが目指す最強馬とは東京芝2400mで強い馬要は日本ダービーで勝てる馬です。(もちろん全員そうではなく様々なG1がある以上その分野で稼げる馬作りというのも需要は当然あります。)

 

 何故多くのファンは有馬記念が最強馬決定戦だと思うかは明白で、興行としては有馬記念は世界1の馬券売上を誇るレースなので他のG1と比べても段違いの盛り上がりを見せることから、多くの人が有馬記念馬=最強と思うのではないでしょうか??

 

 では、有馬記念の勝敗だけではそこまで繁殖価値(これ以降、最強馬という言葉を繁殖価値に置き換えます)に影響しない理由を解説します。

 

 第1にして最大の理由がコース形態です、1番人気の信頼が低く淀みの多い中山2500m騎手の腕や枠番により大きく結果左右されるこのコースで馬自身の能力比較は難しいです。

 それはつまり繁殖価値の見極めが難しいということです。

 近年の例でいくとゴールドアクター有馬記念に勝利したにも関わらず種付け料50万円とほぼ期待されていません。

 第2に香港国際競争の存在です、最近ではトップホースがこちらに出走することも増えてきていることが、勝利によって得る繁殖価値の低下を招いているように感じます。

 ゴールドアクターの場合・・・

エイシンヒカリやモーリスは香港遠征で不在、もしこの2頭も参加するレースなら勝利の意味はさらにましたのではないでしょうか??

 しかし21世紀の名馬の多くは有馬記念に勝利しています、無論これは素晴らしいことで彼らが展開や有利不利をも超越するスーパーホースであることを証明し繁殖価値を大きく押し上げていると思います。

 

 ここまで長々と書きましたが、つまりは有馬記念だけ勝っても繁殖価値は上がらないし、逆に有馬記念で敗れたからと言って繁殖価値は下がらないということです。

 

 ①から言えるアーモンドアイの敗因はリスクを負わずに3億円と更なる繁殖価値を得る出走であったことですね。

 

②いきなりの500mの距離延長

 本来アーモンドアイは香港Cに出走予定でしたが、体調不良で回避したことで急遽有馬記念参戦を表明しました、つまりいきなりの500m延長です・・・

 しかも帰国からかなりすぐの出走でしたので、調整期間もほぼなしです、この状況から本調子で有馬記念を迎えるのは難しかったと思います。

 

 これが2つ目の理由となります。

 

③出走ボーナス2000万円

 はい、この出走ボーナス2000万円がアーモンドアイの有馬記念参戦の最大の理由かつ最大の敗因だと私は考えます。

 ご存知の方も多いと思いますが、有馬記念は人気投票を行い優先出走権が与えられます、そして1〜3位の馬は出走するだけで2000万円のボーナスがもらえます、例えビリでも2000万円です!!

 ここで先程話した香港C回避の話も絡めると・・・

 アーモンドアイはクラブ馬なので遠征費は当然会員負担です、その状況で香港Cを回避するということは、会員は遠征費を払うだけで何も得るものはありません、状況としては2億円超の収入を期待してたのに実際は500万円ほどの遠征費を負担しただけになります。

 この状況でアーモンドアイの体調が1番!シルクレーシングは全く悪くない!となる方は中々の聖人です、多かれ少なかれシルクレーシングに不満がたまるのが普通だと思います。

 

 こんな時に回ってくるだけで2000万円の有馬記念への出走は渡りに舟ではないでしょうか??

 シルクとしては勝てばラッキー負けても体調不良のせいにできる、その上香港C回避による会員の不満を抑えられる、会員としては香港への遠征費用を回収できる上に、もしかすると3億円のチャンス。

 

 ③から言えることは、アーモンドアイ陣営としては出走するだけですでに大幅な黒字だったと言えることです。

 

まとめ

 以上の①②③の理由をまとめると有馬記念のアーモンドアイは勝てば更なる箔付けをでき、負けたとしても繁殖価値はほとんど落ちない、その上出走するだけ大幅な黒字で迎えたレースでした、つまり勝てなさそうなら馬に負担を残さないように流せばいい状況です。

 この状況がルメール騎手の最後の直線ほぼ追わない騎乗に繋がり、ひいてはアーモンドアイの惨敗に繋がったんだと考えます。

 

 

感想

 私はこのレースから競馬予想はオーナーまで見てしようと思いました。笑

    こうやって振り返ると単勝1.5倍のオッズは、負ける理由が多分にある割には危険だったのかもしれません・・・

 ここまで色んなことを書きましたが、もちろん私も有馬記念はアーモンドアイを軸に勝負してました!!!!!泣

 

 ここまで読んで頂きありがとうございました!